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グリア細胞のひとつ。星状細胞や星状膠細胞、アストログリアとも。脳内の神経細胞の周りに存在する。ヒトの大脳皮質においては最も大きく、数も多い細胞。星型をしていることから名付けられた。神経細胞の主な産生時期が終了した後の神経幹細胞から生じる。アストロサイトの元になるアストロサイト前駆細胞は脳深部で作られ、脳表面側へと移動して、すでに形成され始めている神経細胞ネットワークに合流する。アストロサイトは細胞外のグルタミン酸をGLT-1によって細胞内へ運び込むことにより細胞外のグルタミン…
アストロサイトに選択的に発現する、中間径フィラメントを形成する線維の構成タンパク質。アレキサンダー病の原因遺伝子。グリア線維性酸性タンパク質とも。GFAPの発現が異常に活性化すると、アストロサイトは反応性アストロサイトやアストログリオーシスと呼ばれる状態になる。大脳皮質においてGFAP陽性細胞は主に表層である分子層および血管周囲に認められる。脳の虚血後は発現が徐々に強まる。1日後から脳梗塞周辺部に沿ってGFAP陽性細胞が強く認められはじめ、2〜4日ではその発現量とアストログリ…
アストログリアに発現するアクアポリン。脳虚血時には、その過剰応答や応答の減少によって細胞死誘導に関与することが示唆されている。
脳に強い傷害(脳梗塞など)が起きたときに、グリア細胞群が傷害された場所に集まったり増殖したりする現象。グリオーシスとも。アストログリアの過剰な増殖は、移植した細胞の発育を阻害する悪影響がある一方で、傷害時に起こる炎症が脳全体に広がるのを抑える良い面も併せ持つ。グリア性瘢痕に至る場合が多い。
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