健康用語WEB事典

アスピリン喘息(aspirin asthma)

シクロオキシゲナーゼCOX)の阻害(プロスタグランジンE2の減少)が原因となる喘息

非ステロイド系抗炎症薬の服用などによって引き起こされるため、NSAIDs過敏喘息とも呼ばれる。*1

症状は服用直後の喘息鼻汁鼻閉鼻茸副鼻腔炎を併発することが多い。

アスピリン喘息はCOX-1阻害作用をもつNSAIDsを投与されることにより,喘息発作を主体とする激しい過敏反応が誘発されることを特徴とする気管支喘息の一タイプである.成人喘息の約 10% を占めるが,その半数は潜在しており,不幸にしてNSAIDsを投与されることにより始めて過敏症をもつことが明らかとなる.*2

*1NSAIDs解熱鎮痛薬不耐症・過敏症/症状と対応:アスピリン喘息(NSAIDs過敏喘息): http://www.hosp.go.jp/~sagami/rinken/crc/nsaids/condition01/medical.html
*2気管支喘息:診断と治療の進歩 V.喘息の亜型・特殊型 2.アスピリン喘息 榊原博樹: https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/98/12/98_3089/_pdf

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このページの最終更新日時: 2018-01-17 (水) 16:46:05