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アセチルコリンエステラーゼ(acetylcholinesterase : AChE)

コリンエステラーゼのひとつ。アセチルコリン分解酵素真性コリンエステラーゼとも呼ばれる。*1

主に赤血球シナプス後膜に存在し、アセチルコリンのみを分解する。

神経伝達物質となるシナプス間隙アセチルコリン加水分解して除去する役割を持つ。認知症では内のアセチルコリンが減少するため、アセチルコリンエステラーゼの働きを阻害してアセチルコリンの分解を防いで量を増やすことで症状が改善する場合がある。*2*3

*1微生物由来アセチルコリンエステラーゼの大量発現とその利用 鳥取大学 農学部 生物資源環境学科 教授 森信寛: https://shingi.jst.go.jp/past_abst/abst/p/13/1315/san-in01.pdf
*2東北大学 脳機能解析分野 シナプスとニューロンネットワーク: http://neuro.med.tohoku.ac.jp/japanese/education/class/med_classes/synapse2011-2.pdf
*3レビー小体型認知症;神経内科と精神科の間(はざま)で 近藤正樹 京都府立医科大学大学院医学研究科神経内科学: http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/jkpum/pdf/121/121-12/kondou12112.pdf

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このページの最終更新日時: 2019-04-14 (日) 08:52:38