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植物ステロールのひとつ。食品には植物性油脂やナッツ類、野菜類に含まれる。食物からは吸収されにくい。抗がん作用やアテローム抑制作用を持つとされる。また、コレステロールの吸収を抑制効果が確認されている。近年、β-シトステロールなどの植物ステロールにコレステロールの吸収を抑制する働きがあるとして、それらのエステル体を関与成分とした特定保健用食品が認可されている。カンペステロールとシトステロールは植物ステロールと言われ,体内で合成は出来ず,腸管からの吸収率は5%以下である.しかしコレ…
コレステロールを貪食したマクロファージ。泡沫化マクロファージとも。泡沫細胞の増加は動脈硬化による血管狭窄の原因のひとつとなる。酸化LDLがスカベンジャー受容体を介してマクロファージに取り込まれることで泡沫細胞が形成され、炎症反応を亢進させる。
毛穴を中心として半球状に盛り上がって見える腫瘍。表皮嚢腫やアテロームとも呼ばれる。毛穴の入口部分に袋状構造物ができ、その中に垢(角質)や皮脂が溜まってできる。放置すると肥大化する場合があるが、良性腫瘍であるためがんとは関係がない。内部に細菌が侵入して化膿した場合は炎症性粉瘤(化膿性粉瘤)と呼ばれ、赤く腫れて痛みを伴う。
身体の中で血液を循環させるための管状の組織。心臓から体内の各組織に血液を運ぶ血管を動脈、逆に各組織から心臓に血液を運ぶ血管を静脈と呼ぶ。各組織の末端で、栄養・酸素などの物質交換や動脈と静脈を連結する働きをする微細な血管を毛細血管と呼ぶ。動脈の壁は血流と血圧に耐えられるよう厚く、弾力があり、内圧が減っても丸い形が保てるようになっている。これに対し、静脈の壁は薄く柔らかい多くの血管は血管壁と呼ばれる三層構造を取る。血管の内側は内皮細胞(血管内皮細胞)で覆われている。内皮細胞は抗血…
三大栄養素のひとつ。糖質とタンパク質は生体内で 4kcal/g のエネルギーを発生するが、脂質は 9kcal/g と多くのエネルギーを得ることができる。生命の体を作る食品中の成分で、水に溶けず、有機溶媒(クロロホルム、エーテル、ベンゼンなど)に溶け、化学構造的にエステル結合やアミド結合の形で脂肪酸を持つ物質の総称。分子的には、親水基と疎水基(脂肪酸)が結合してできた分子とも見ることができる。脂質は大きく分けて以下の3つに分類される。-単純脂質(中性脂肪など)-複合脂質(リン脂…
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