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B型肝炎ウイルスの増殖を抑制する抗ウイルス剤。アデホビルピボキシルとして用いられる。
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核酸(DNAまたはRNA)をタンパク質の殻で囲んだ物体。ウィルスとも表記される。細胞を持たず、自らは代謝や繁殖も行わない。また無機化合物のように結晶を作るため、生物と無生物の間の存在と言われる。ゲノムとする核酸(コア)の種類によってDNAウイルスとRNAウイルスに大別される。ウイルスの大きさは、ほとんどのものが2030nmで、大きいものでも数百nmであり、細胞に比べてはるかに小さい。他の生物の細胞に自分の核酸を送り込んで増殖する。ウイルスの感染を受けた細胞は死滅するが、ウイル…
B型慢性肝疾患におけるB型肝炎ウイルスの増殖を抑制する抗ウイルス剤。ラミプジンと併用される。商品名はヘプセラ。アデホビルは細胞内でアデホビル二リン酸にリン酸化され、B型肝炎ウイルスのDNAポリメラーゼを選択的に阻害する。
B型肝炎ウイルスの増殖を直接阻害する薬剤。国内では以下の4種類が使用されている。-ラミブジン(ゼフィックス)-アデホビル(ヘプセラ)-エンテカビル(バラクルード)-テノホビル(テノゼット)
肝炎ウイルスのひとつ。遺伝子としてRNAとDNAを両方持つ特殊なウイルス。B型肝炎の原因となる。国内の急性肝炎の約30%、慢性肝炎や肝硬変の約15%がB型肝炎ウイルスの感染によるものとされる。A~Jの9種(IはCの亜型)の遺伝子型(ジェノタイプ)に分けられる。国内のB型肝炎ウイルスではA〜Dが確認されており、多くはCであるとされる。過去に注射器が連続使用されたことが原因でB型肝炎ウイルスの感染が40万人以上に起こった。インターフェロンや核酸アナログ製剤が抗ウイルス剤として使用…
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