健康用語WEB事典

アニサキス(Anisakis)

線形動物?に分類される寄生虫蠕虫)。大きさ1〜3cm程度の糸状。アニサキス症の原因となる。*1

主に魚類の内臓、稀に筋肉に寄生する。終宿主は主に鯨類。

1分間60℃以上の加熱処理や、-20℃で24時間以上冷凍することで死滅する。アニサキスをで噛み切ることはできない。

アニサキスは、海洋哺乳類(クジラやイルカ)を終宿主とし、消化管に成虫が寄生して産卵します。その後、虫卵は海洋哺乳類の排泄時に、一緒に海中に遊出され、幼虫に孵化し、これが小型の甲殻類オキアミなどに食べられます。そのオキアミは魚類(サバ、アジ、タラ、イワシ、イカなど)に捕食されます。そこで魚類の内臓に幼虫が寄生することになります。これらをヒトが生食することで、幼虫は生きたまま摂取されることになるのです。*2

*1Anisakis simplex(アニサキス・シンプレックス): http://fishparasite.fs.a.u-tokyo.ac.jp/Anisakis%20simplex/Anisakis-simplex.html
*2胃壁に寄生虫が噛みついていませんか?魚介類の生食に注意しましょう|東邦大学医療センター大森病院 臨床検査部: http://www.lab.toho-u.ac.jp/med/omori/kensa/column/column20170214-2.html

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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:05:18