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アメロブラスチン(ameloblastin)

エナメル基質のひとつ。

エナメル芽細胞象牙芽細胞分化・増殖を制御する作用を持ち、歯根の形成に重要とされる。実際に、p21Cip1?P27Kip1?の発現を促進して細胞増殖を抑制することが報告されている。

また、他のエナメル基質発現に影響を与えることも知られている。

エナメル芽細胞においてアメロブラスチンを発現抑制したところ、アメロゲニンおよびエナメリン発現抑制が認められた。またこのとき細胞増殖は促進されていた。アメロブラスチンは細胞分化を促進し、増殖を抑制することがが明らかとなった。*1

エピプロフィンはアメロブラスチンの発現を促進することが確認されている。

*1エナメル器由来細胞の増殖および分化に対するアメロブラスチンの作用機序の解明 - ひまわり[Himawari] 広島大学 統合技術情報発信システム: https://hutdb.hiroshima-u.ac.jp/seeds/view/885/ja

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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:05:22