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ヘミセルロースのひとつ。小麦ふすまやトウモロコシの穂軸、麦殻などに多く含まれる。*1
関連する用語
小麦の外皮を除いた部分(主に胚乳)を粉状にしたもの。小麦の外皮は硬く、消化率が低いため食用とならない。主成分はデンプン(約70%)とタンパク質(約10%)。小麦粉粒は胚乳(約83%),表皮(約15%),胚芽(約2%)から構成されている。小麦製粉は表皮や胚芽の混入を最小限に抑えて胚乳部を採取出来るように工夫されている。小麦粉に水を加えるとグルテンが形成され、粉同士が強固に結合する。グルテンの形成能の違いによって以下のように分類される。-強力粉-中力粉-薄力粉アラビノキシランを分…
ケイ皮酸の誘導体。穀物中に最も多く含まれるフェノール酸であり、小麦中の全ポリフェノールの90%を占めるとされる。穀物のアリューロン層や外皮に存在し、アラビノキシランやヘミセルロースなどとのエステルとして食物繊維を形成する。植物の細胞壁にも最も豊富に存在する。キシランなどの食物繊維からフェルラ酸エステラーゼの働きによって遊離する。フェルラ酸は腸管から吸収され、血圧降下やコレステロール低下、血糖低下などの作用を持つとされる。
植物や真菌の細胞に存在する、細胞を取り囲む構造体。植物の細胞壁はセルロースを主成分とする。細胞壁には2つの種類が確認されており、含まれる物質などが異なる。多くの被子植物の細胞壁はタイプ I とよばれ、セルロースとキシログルカンが多く、ペクチン、アラビノキシラン、グルコマンナン、ガラクトグルコマンナンなどが含まれる。…一方、単子葉類の一部(イネ目)の細胞壁はタイプ II とよばれ、セルロースとキシラン(グルクロノアラビノキシラン)、1,3-1,4-β-D-グルカンが多く、ペクチ…
植物の細胞の細胞壁を構成する多糖類の総称。ヘミセルロースはゴルジ体の中で合成され、細胞外へ分泌される。ヘミセルロースという用語は古くから慣用的に使われてきているが,総称名であり,植物種によって異なるが,アラビノキシラン,キシログルカン,β-タグ:
植物の細胞壁に含まれる多糖類のうち、セルロースとペクチンを除いたものの総称。アルカリ性に可溶で、セルロースよりも分解されやすい性質を持つ。セルロースがグルコースのみで構成される直鎖状の構造を持つのに対し、ヘミセルロースはキシロースやアラビノース、マンノース、ガラクトースなどの複数の糖類から構成され、分岐した構造を持つ。最も多く存在するとされるヘミセルロースはキシラン。-キシラン--アラビノキシラン--グルクロノキシラン--アラビノグルクロノキシラン-グルコマンナン-キシログル…
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