アリューロン層(aleurone layer) †
穀粒の内胚乳の外側を覆う層。襖(ふすま)の一部。層の厚さは1つの細胞(単細胞層)の高さであり、層を構成する細胞は厚い壁を持つ大きな長方形。小麦の製粉時にはふすまとして分けられる。*1
ふすまの他の成分とは異なり、タンパク質や脂質(トリグリセリド、糖脂質、リン脂質)、ミネラルを含む。
麦のアリューロン層にはデンプンを分解してマルトースを生成する酵素が多く含まれる。*2
*1文献紹介者 神戸女子大学 瀬口正晴 製パンに於ける小麦 小麦粒の構造: http://www.yg.kobe-wu.ac.jp/wu/semi/seguchi/img/wheat_1.pdf
*2講談社学術文庫 パンの文化史 舟田詠子: https://amzn.to/33kvbg9
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このページの最終更新日時: 2020-09-12 (土) 09:25:16