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L-アルギニンを加水分解してオルニチンと尿素を生成する反応を触媒する酵素。*1
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自宅に6ヶ月以上とどまり続ける状態。ひきこもり者の血中では、健常者よりオルニチンと長鎖アシルカルニチンが増加し、ビリルビンとアルギニンが低下することが報告されている。また、男性のひきこもり者においては、血清アルギナーゼが有意に増加する。タグ:
アミノ酸の一つ。L体(L-オルニチン)はタンパク質を構成しない遊離アミノ酸として体内に存在する。蜆に多く含まれる。肝臓の解毒作用の促進やアルコール性疲労の抑制、成長ホルモンの分泌促進などの作用が報告されている。主に大腸菌などの細菌を用いた発酵法により生産される。体内のアンモニアを無毒化する尿素回路(オルニチン回路)において、カルバモイルリン酸と縮合してシトルリンを生成する働きを持つ。肝機能改善に有効な成分であり、サプリメントなどの製品に利用される。肝臓のミトコンドリアマトリッ…
タンパク質(アミノ酸)の分解過程で生じる物質。体内で有害なアンモニアを無毒化する尿素回路によって生み出される。ウレアやカルバミドとも。水に溶けやすい中性で無毒な物質。血液によって腎臓に運ばれ尿として排泄される。尿素はクレアチニン,尿酸などとともに,含窒素物質の終末代謝産物である。尿素は,アミノ酸の脱アミノによって生じたアンモニアとCO2から,主として肝臓において尿素サイクルによって合成される。鳥類などは尿素ではなく尿酸が最終代謝産物になる。哺乳動物ではタンパク質の分解産物は尿…
生体内における酵素とは、化学変化において触媒の働きをするタンパク質を指す。生体触媒とも呼ばれる。触媒はそれ自身は変化せず、他の物質の化学反応を促進する。具体的には、化学反応に必要なエネルギー(活性化エネルギー)を下げて、反応の速さを数百万~数億倍にする。食品の発酵も酵素の働きによるものであり、酵母(ギリシャ語では zyme)の中(ギリシャ語では en)で発酵が起きることから酵素(enzyme)と名付けられた。酵素の中には、他の酵素と結合して複合体として働くものもある。例えばク…
人体に必要なミネラルのひとつ。成人の体内には12〜20mgがあり、骨に全体の25%と最も多く存在する。次いで肝臓、膵臓、腎臓の順で存在する。血清中ではβ-グロブリンと結合して0.5〜2mg/Lが含まれる。食品に含まれるマンガンは胃酸によって二価のイオン(Mn2+)となり、小腸と十二指腸から吸収される。吸収された細胞内で酸化されて三価のイオン(Mn3+)となり、能動輸送によって血液中に入って肝臓に運ばれ、不要な分は胆汁から腸管へ分泌されて便で排泄される。吸収経路が鉄と同じであり…
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