健康用語WEB事典

アルコールパッチテスト(alcohol patch test)

アセトアルデヒド脱水素酵素ALDH)の働きを確認して、おが飲める体質かどうかをチェックするテスト。

アルコールパッチテストの手順

70%消毒アルコールをガーゼに湿らせて、の内側や横など皮膚の柔らかい部分にテープでそれを貼る。

7分後にテープをはがし、その箇所を10分間観察する。貼付箇所が赤くなっていればALDH2*1?の活性が弱いタイプであると言える。*1

はがした時点で皮膚が赤い場合は非常に弱いタイプ、10分後も変化が無ければ強いタイプである。*2

アルコールパッチテストの結果

結果によって以下の3つの体質のどれかに分類される。*3

またALDH2アルコール分解以外の体の特性に影響があることが確認されている。

遺伝的に活性アルデヒドを分解する酵素の働きが低い人(おに弱い人)は、飲習慣がなくても脂肪肝の発症リスクが高いことを、人間ドック受診者を対象とした臨床研究により初めて明らかにしました。*4

*1滋賀医科大学附属病院 お酒と肝臓の話: https://www.shiga-med.ac.jp/hospital/doc/magazines/files/vol21_1.pdf
*2成蹊学園健康支援センター アルコールパッチテストについて: http://www.seikei.ac.jp/university/hoken/alchol8.html
*3浜松医科大学 健康社会医学講座 アルコールパッチテスト: http://www2.hama-med.ac.jp/w1a/health/kyouiku/kisohai/2002_1/2002_1_patti.html
*4熊本大学 お酒に弱い人は脂肪肝に注意!: http://www.kumamoto-u.ac.jp/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2016-file/release160524.pdf

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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:05:24