健康用語WEB事典

関連する用語

血液検査の項目のひとつ。γ-グルタミルトランスペプチターゼ（ガンマグルタミルトランスペプチダーゼ）。γ-GTやGGTとも表記される。グルタチオンなどのγ-グルタミル基を他のアミノ酸やペプチドに転移する反応と、γ-グルタミル基を加水分解してグルタミン酸を生成する反応を触媒する。ALTやASTと同様にタンパク質の分解に関わる。L-γ-グルタミル-3-カルボキシ-4-ニトロアニリドとグリシルグリシンからL-γ-グルタミルグリシルグリシンと5-アミノ-2-ニトロ安息香酸を生成する。胆…

肝細胞が線維化して硬く変化した状態。肝臓の障害（慢性肝炎）の末期に見られる。肝硬変症とも。患者の70%が男性とされる。肝臓の外観も線維化によって凸凹した表面となる。自覚症状が無いものを代償性肝硬変、あるものを非代償性肝硬変と呼ぶ。肝臓の機能が失われ、黄疸や腹水、肝臓で作られる血液凝固因子の減少による止血機能低下、食道静脈瘤、アンモニアなどの有害な物質の蓄積による障害（肝性脳症など）が起こる。主な原因はウイルス（B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス）で75%程度を占める。その他の…

人体の中で最大の臓器。体内のエネルギーを骨格筋とほぼ同じ割合（21.3%）で消費する。重さは体重の約2%を占める（1.0〜1.5kg）。レバーとも呼ばれる。右葉と左葉に分けられ、間には肝鎌状間膜が存在する。右葉は左葉よりも大きく、その下面には胆嚢が存在する。肝臓を構成する細胞は、その大部分を占める肝細胞（肝実質細胞）と、肝臓で作られた胆汁を十二指腸へ運ぶ胆管の細胞である胆管細胞に分けられる。肝臓には細胞（肝細胞とそれ以外の肝非実質細胞）が2500億個もあるとされ、非常に高い再…

飲酒歴がなくても脂肪肝となり、アルコール性肝障害に類似した脂肪性肝障害が現れる病態のこと。生活習慣病が原因となる。成人の8%程度を占めるとされる。PEMTの発現低下が一因であることが報告されている。-単純性脂肪肝-非アルコール性脂肪性肝炎（NASH）

過剰な飲酒（エタノールの摂取）が原因となる脂肪肝。節酒を行わないとアルコール性肝障害に進行する。

参考文献一覧

ご意見・ご要望をお聞かせください。