健康用語WEB事典

アルブチン(arbutin)

ヒドロキノン配糖体。ウワウルシから抽出される。分子式は C12H16O7

アルブチンの化学構造

メラノサイトチロシナーゼを抑制するため、メラニンの沈着を防ぐ美白成分として使用される。*1

アルブチンには以下の種類がある。

α-アルブチン(α-arbutin)

ヒト細胞由来のチロシナーゼを強力に阻害するアルブチンヒドロキノン-α-グルコシドとも呼ばれる。*2

美白作用を示すことから化粧品素材として使用されている。*3

β-アルブチン(β-arbutin)

アルブチンのひとつ。グルコースヒドロキノンβ-1,4結合した配糖体。コケモモや梨などに含まれる。*4

*1Arbutin | C12H16O7 - PubChem: https://pubchem.ncbi.nlm.nih.gov/compound/arbutin#section=Top
*2α-アルブチンの開発 : 工業スケールでの製造および美白化粧品原料への応用: https://www.jstage.jst.go.jp/article/tigg/19/110/19_110_235/_article/-char/ja/
*3位置選択的な反応を可能にする新規な生体触媒の開発と応用 応用ナノ化学部門 桐村光太郎: http://www.waseda.jp/prj-prac-chem/product/research%20product/2002kirimura.pdf
*4アルブチンの立体選択的酵素電気化学センシング – Yokoyama & Nagase Laboratory: https://yokoyama-lab.bs.teu.ac.jp/?page_id=236

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このページの最終更新日時: 2019-11-08 (金) 12:59:38