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リガンドの結合によって内蔵されたイオンチャネルが開口する受容体。*1
関連する用語
抑制性神経伝達物質であるγ-アミノ酪酸(GABA)をリガンドとする受容体。
グルタミン酸受容体のひとつ。グルタミン酸やグリシンをリガンドとする。NMDA型グルタミン酸受容体やN-メチル-D-アスパラギン酸受容体などとも。構造的にはナトリウムイオンやカリウムイオン、カルシウムイオンを透過するイオンチャネルを内蔵したイオンチャネル内蔵型受容体。シナプス可塑性の変化に重要であり、海馬の神経細胞における記憶の形成に関わる。NMDA受容体には、伝達物質となるグルタミン酸の結合部位の他にグリシン、ポリアミン、フェンサイクリジンが結合する部位があり、グルタミン酸に…
アセチルコリン受容体のひとつ。構造的には5つのサブユニットからなるイオンチャネル内蔵型受容体。ニコチン性アセチルコリン受容体とも呼ばれる。アセチルコリンやニコチンなどのアゴニストが作用すると、ナトリウムイオンやカルシウムイオンを流入させるイオンチャネルが開く。その結果、ドーパミン作動性神経の活性化が起こる。神経や骨格筋に発現し、筋肉の運動や記憶、学習に関わる。骨格筋では収縮が引き起こされ、海馬の神経細胞では記憶や学習に関わるシナプス伝達の長期増強(LTP)の促進や細胞死に対す…
受容体に結合できる分子のこと。受容体の種類によってリガンドとなる物質は異なる。結合した際の働きによって以下のように分類できる。-アゴニスト(作動薬)-アンタゴニスト(拮抗薬、遮断薬)-インバースアゴニスト(逆作動薬)-パーシャルアゴニスト(部分作動薬)
細胞表面(多くは細胞膜上)に存在し、ホルモンなどと結合して外からの刺激・情報物質を受け取ることができる部位。主に膜タンパク質。レセプターやリセプターとも呼ばれる。受容体に結合できる分子のことをリガンドと呼ぶ。受容体に結合したリガンド自体は細胞内に入らないが、その細胞では様々な変化が引き起こされる。受容体とは、ホルモンや神経伝達物質などの特定の物質(リガンド)と結びついて細胞の反応を生じさせるタンパク質の一種で、外部の刺激をキャッチし、細胞の内部に伝える最初の砦のような役割を持…
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