健康用語WEB事典

イオン結合(ionic bonding)

金属元素陽イオンと非金属元素陰イオンがクーロン力によって引き合うことでできる化学結合イオン結合によってできた固体はとも呼ばれる。

イオン結合では、結合している2つの原子電気陰性度が大きくなるのが特徴。電気陰性度の差が1.7以上であればイオン結合であると言える。*1

イオン結合によって出来る固体は、それを構成する2種類のイオンが規則正しく並んでできる。また、に溶けやすい性質を持つ。に溶けると各イオンが自由に動けるようになるため電気を通す(電解質)。*2

例えば、ナトリウムイオンNa+)と塩化物イオン(Cl-)はイオン結合によって塩化ナトリウムNaCl)となる。

*1大阪電気通信大学 電気陰性度 (electric negative degree) 神谷光治: http://oweb1.osakac.ac.jp/labs/matsuura/japanese/lecture/semicondic/ta/ta999.pdf
*2物性物理超入門編 電子とイオン結合と共有結合: http://decima.mp.es.osaka-u.ac.jp/~sekiyama/pes1/kaisetu2_1.html

ご意見・ご要望をお聞かせください。


イオン結合に関する情報を検索
[学術機関を検索] [政府機関を検索]



この用語を編集/画像添付
このページの最終更新日時: 2020-11-06 (金) 16:31:09