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イソリクイリチゲニン(isoliquiritigenin)

甘草に含まれるポリフェノール

イソリクイリチゲニンの化学構造

マクロファージから産生されるTNF-α脂肪細胞から産生されるMCP-1発現を抑制する抗炎症作用を持つ。*1

また、腸管の収縮抑制作用や精子を活性化して受精率を上昇させる効果が報告されている。*2*3

5-HT2B受容体リガンドとなり、グレリン分泌を促進して摂食量を増やす。*4

*1共同発表:生薬甘草の成分が内臓脂肪の炎症・線維化を抑制する機序を解明: http://www.jst.go.jp/pr/announce/20160315-2/index.html
*2富山医科薬科大学 芍薬甘草湯の鎮痛鎮痙作用 甘草成分イソリクイリチゲニンによるマウス腸管収縮抑制: https://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20180112163215.pdf?id=ART0002815004
*3不妊治療を目指した精子活性化成分の探索 物質薬学分野 薬品資源学研究室 教授 正山征洋 講師 宇都拓洋: http://www1.niu.ac.jp/content/files/2016/160527-yakuhinshigen/160516-06-%E5%AE%87%E9%83%BD%E3%83%95%E3%83%AD%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%9B%E3%82%9A%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC2016.pdf
*4若齢および加齢マウスを用いた心理的ストレス負荷における摂食行動に関する研究 : HUSCAP: https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/handle/2115/62143

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このページの最終更新日時: 2019-01-29 (火) 13:53:25