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腸閉塞のこと。
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クロストリジウム属の細菌。毒素であるトキシンAおよびトキシンBを産生する。抗菌薬(抗生物質)によって腸内細菌叢が乱れた結果として腸内で増殖して下痢などの症状が現れる。場合によっては無症状であることも重症化することもある。抗菌薬関連下痢症の20~30%、偽膜性大腸炎の90%がクロストリジウム・ディフィシルによって引き起こされているとされる。引き起こされる消化管感染症の症状で最も多いのは下痢であるが、重症になるとイレウス、中毒性巨大結腸症、消化管穿孔などが認められることもある。芽…
鞭虫の土壌媒介性消化管寄生。小腸上部で孵化し、主に盲腸に寄生する。粘膜下に体前部を刺して体液を吸う。慢性的な下痢や貧血、イレウス、穿孔などの症状が現れる場合がある。
管状の器官が物質の輸送のために行う、波打つような収縮運動(不随意運動)。単に蠕動とも。例えば、腸を始めとする消化管が食物を口腔側から肛門側へと移動させる際に起こる。これは内容物が消化管壁を広げたときの反射によって起こる。また、空腹の場合も十二指腸からモチリンと呼ばれるホルモンが分泌され、強い蠕動運動が起こり、腹鳴り(お腹がグーと鳴ること)が起こる。腸の手術後、麻酔などの影響で蠕動運動が止まる。これによって起こる可能性のある腸管癒着イレウスを防ぐために、蠕動運動を促進させる様々…
腹部の疾患や手術の治療後などに起こる、腸の働きが鈍って食物の処理能力が低下したり、腸の中が詰まったりする症状。イレウスとも呼ばれる。術後に起こる腸閉塞は、腸が別の臓器や腹壁に癒着することが原因となる。腫瘍や異物、物理的な捻れによって塞がる場合もある。物理的な通過障害だけでなく、腸管の蠕動運動が麻痺したり、痙攣することによる腸の内容物の通過障害も含めてイレウスと呼ばれます。以前にお腹の手術をされた経験のある方は、お腹の中で腸同士や周りの臓器と癒着を起こす事があり、腸閉塞を起こす…
胎便による腸閉塞(イレウス)。国内の嚢胞性線維症の患者の40~50%に見られる。
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