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核酸(DNAまたはRNA)をタンパク質の殻で囲んだ物体。ウィルスとも表記される。細胞を持たず、自らは代謝や繁殖も行わない。また無機化合物のように結晶を作るため、生物と無生物の間の存在と言われる。ゲノムとする核酸(コア)の種類によってDNAウイルスとRNAウイルスに大別される。ウイルスの大きさは、ほとんどのものが2030nmで、大きいものでも数百nmであり、細胞に比べてはるかに小さい。他の生物の細胞に自分の核酸を送り込んで増殖する。ウイルスの感染を受けた細胞は死滅するが、ウイル…
出血を伴う膀胱の炎症。ウィルス、細菌、薬剤(抗がん剤、免疫抑制剤、抗アレルギー薬、抗生物質、漢方)の副作用、放射線などが原因となる。症状は頻尿、排尿時の痛み、残尿感、血尿。中〜重症では肉眼で血液が混ざっていることが確認できる。抗がん剤ではシクロホスファミドやイホスファミドが出血性膀胱炎を起こすことが知られている。これらの代謝産物であるアクロレインなどが尿中に排泄され膀胱粘膜を障害することが原因とされる。これは尿量が3Lになるよう水分を多く摂取し、以上速やかに排泄することで予防…
サイトカインの一種。生体内では、細胞がウイルスに感染したときに、その細胞から産生され、ウイルスの増殖を阻害したりNK細胞を呼び寄せたりといった働きをする。インターフェロンという名前はウイルスの増殖を阻害(interfere)することから付けられた。肝炎や腫瘍の治療、抗ウイルス剤として使用される。タンパク質であり、体内で吸収・分解されるので、治療に利用する際は連続的な投与が必要とされる。インターフェロンとは動物体内で病原体、特にウィルスや腫瘍細胞などの異物に反応して細胞が分泌す…
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