エキノコックス症(echinococcosis) †
蠕虫(エキノコックス)による人獣共通感染症。キツネやイヌの便に含まれる虫卵を経口摂取することや虫卵が汚染した川からの飲水、汚染地区の野菜の生食などによって感染する。ヒトからヒトへは感染しない。*1
感染後5〜10年は無症状だが、徐々に肝臓で病巣を形成され、肝機能障害が引き起こされる。通常は発症後6ヶ月で重度の肝機能不全に陥り死亡する。有効な医薬品はなく、治療は発症前に手術によって患部を切除することのみ。
かつては北海道の風土病だったが、現在では本州での発症が報告されている。
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このページの最終更新日時: 2019-04-21 (日) 13:40:04