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エストラジオール(estradiol)

体内(視床下部脳下垂体前葉)で生合成されるエストロゲンのひとつ。テストステロンアロマターゼ触媒されて生成される。更年期障害の症状や閉経骨粗鬆症の治療となる。商品名はエストラーナジュリナ?ディビゲル?ル・エストロジェル*1*2

エストラジオールの化学構造

エストロゲン製剤として経口摂取されたエストラジオール消化管粘膜エストロンに変換されて吸収される。*3

思春期以降に増加して女性の二次性徴の発現を促進する。また、皮膚での水分保持やコラーゲン量の維持、動脈硬化抑制、骨形成促進などの働きを持つ。*4

好中球マクロファージなどの免疫細胞の活性化を抑え、乾癬皮膚炎症を抑制する作用を持つことが報告されている。*5

タグ: 有機化合物 医薬品成分 エストロゲン ホルモン 乾癬 免疫

*1婦人科領域におけるアロマターゼ阻害剤の応用 北脇城 京都府立医科大学大学院医学研究科女性生涯医科学: http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/jkpum/pdf/118/118-1/kitawaki.pdf
*2くすりの事典 2020年版 片山志郎 成美堂出版(2019/6/30): https://amzn.to/3i8J1I1
*3大阪市立大学医学部医学情報センター 看護短期大学部 今中基晴 教授 第23回 女性ホルモン療法 更年期障害を中心に: http://www.msic.med.osaka-cu.ac.jp/citilec/98no23/98no23.html
*4関西理学療法 感覚障害に対する運動療法の考え方: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jkpt/14/0/14_33/_article/-char/ja/
*5女性ホルモンは乾癬を抑制する―エストラジオールによる抗皮膚炎症作用― | 京都大学: https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2022-05-17

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このページの最終更新日時: 2022-05-17 (火) 23:01:29