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アクチンなどの細胞骨格と細胞膜表面のタンパク質とを連結するタンパク質。*1
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すべての真核細胞に最も多く存在し、細胞骨格の形成や細胞運動に関わるタンパク質。アクチン線維を作り出す。筋肉を構成する主要なタンパク質であるが、筋肉以外の細胞にも含まれ、細胞運動、細胞内と細胞外の間の物質輸送、細胞分裂、神経細胞の突起の伸長、脳・海馬での記憶の保持など様々な機能に関わる。アクチンは単量体であるときの分子の形状(G型)と、重合体に組み込まれたときの分子の形状(F型)で異なり、F型アクチンのみがATPアーゼ活性を持ち、ATPを加水分解できる。-α-アクチン-β-アク…
細胞の接着構造を維持するタンパク質であるエズリン、ラディキシン、モエシンの総称。がん細胞では、これらのタンパク質が細胞膜から外れて細胞膜が柔らかくなっており、がんの転移のしやすさに関わっている。タグ:
毛髪や筋肉、臓器など人体の各部を構成する必須の栄養素。三大栄養素のひとつ。漢字では蛋白質と表記する。蛋白はもともと卵白の意味。英語ではプロテインと呼ばれ、これはギリシャ語で「一番大切なもの」を意味するプロティオス(proteios) に由来する。体内に存在する酵素や受容体、免疫の抗体、血液中の血球などもタンパク質によって構成されている。人体全体の10〜15%程度を占める。化学的には、アミノ酸から成るペプチドが集まった一本のポリペプチドから作られる巨大な分子。タンパク質を構成す…
血管や血小板に発現するERM。モエシンを欠失させてもマウスは正常に生まれ、成長することが報告されている。エズリンに似た構造を持つ。
すべての生物の細胞を包む脂質が主成分の二重の膜(脂質二重膜)。生体膜のひとつ。形質膜や原形質膜とも呼ばれる。細胞膜の主な構成要素はリン脂質やステロールを始めとする脂質だが、生物の種類や細胞小器官によってその組成は異なる。最も多い成分はホスファチジルコリン(レシチン)。ホスファチジルコリンやスフィンゴミエリンは細胞膜の外側に多く、ホスファチジルエタノールアミンやホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトールなどは細胞質側に多い。細胞膜の厚さは、リン脂質が持つ脂肪酸の飽和度(二…
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