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バラ科植物の果実に含まれる酵素。アミグダリンを分解する。*1
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キョウニン(杏仁)やウメ(青梅)、モモなどバラ科サクラ属の未熟な果実・種子に含まれる青酸配糖体。ビターアーモンドのアーモンド油の主成分のひとつでもある。名前はギリシャ語でアーモンドを指す「アミュグダロン」が由来。レートリルとも。アミグダリン自体は無毒だが、加水分解によってシアン化水素とベンズアルデヒドとなるため毒性が現れる。青梅を摂取すると、含まれているアミグダリンは同じく青梅に含まれるエムルシンや腸内細菌のβ-グルコシダーゼによって分解されシアン化水素が生成するが、熟した実…
生体内における酵素とは、化学変化において触媒の働きをするタンパク質を指す。生体触媒とも呼ばれる。触媒はそれ自身は変化せず、他の物質の化学反応を促進する。具体的には、化学反応に必要なエネルギー(活性化エネルギー)を下げて、反応の速さを数百万~数億倍にする。食品の発酵も酵素の働きによるものであり、酵母(ギリシャ語では zyme)の中(ギリシャ語では en)で発酵が起きることから酵素(enzyme)と名付けられた。酵素の中には、他の酵素と結合して複合体として働くものもある。例えばク…
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