健康用語WEB事典

エンハンサー(enhancer)

DNA塩基配列のうち、遺伝情報を持たず、遺伝子発現転写)の効率を高める部位。サイレンサーとは逆の働きを持つ部位。一般的には、転写調節因子が結合するDNA配列と考えられている。*1

プロモーターよりも先にエンハンサーの活性化が起こることが確認されている。

主に遺伝子の上流や下流に位置し、遺伝子転写効率を変化させるDNAの特定の配列のうち、転写効率を著しく高める部分をエンハンサー領域(配列)という。*2

*1ヒト細胞における、エンハンサー的機能をもつ長鎖ノンコーディングRNAの発見 - 世界の幹細胞(関連)論文紹介 - 慶應義塾大学 グローバルCOEプログラム 幹細胞医学のための教育研究拠点: http://www.med.keio.ac.jp/gcoe-stemcell/treatise/2010/20101112_02.html
*2遺伝子制御部位の活性はエンハンサーが先行 | 理化学研究所: http://www.riken.jp/pr/press/2015/20150213_2/

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このページの最終更新日時: 2018-09-20 (木) 15:40:55