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オキシントモジュリン(oxyntomodulin)

腸管L細胞からGLP-1と同様にグルカゴン遺伝子から産生される、37アミノ酸残基からなる摂食抑制ペプチドグルカゴン活性を有することが報告されている。前駆体プログルカゴン*1*2

食後に分泌が促進される。GLP-1受容体グルカゴン受容体の両者のリガンドとなり、前者を介して摂食を抑制する。末梢投与により血漿グレリン濃度が減少することから、摂食抑制作用はグレリン分泌減少に関係している可能性が示唆されている。*3

タグ: ペプチド 摂食 消化管 グルカゴン

*1KAKEN — 研究課題をさがす | 新規バイオアッセイ法を用いたグルカゴン及びグルカゴン関連ペプチドの生理活性の評価 (KAKENHI-PROJECT-20K17488): https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20K17488/
*22型糖尿病患者における高グルカゴン血症の評価 -新規測定アッセイを用いて- 兵庫医科大学大学院医学研究科 医科学専攻 器官代謝制御系 糖尿病学(指導教授 佐野統) 松尾俊宏: http://www.hyo-med.ac.jp/library/faculty/graduate_college/paper/h27/704.pdf
*3特集 肥満症:診断と治療の進歩 肥満症の薬物治療 脳・腸ペプチドの応用 中里雅光: https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/100/4/100_928/_pdf

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このページの最終更新日時: 2020-11-10 (火) 08:59:57