健康用語WEB事典

オピオイド(opioid)

オピオイド受容体に結合して鎮痛作用を発揮するリガンドオピオイド鎮痛薬医療用麻薬)の成分。「オピエートの様なもの」を意味する言葉。

人類が利用してきた様々な鎮痛剤の中で、現在、最も重要で広く用いられているのがオピオイドである。オピオイドは、オピオイド受容体に結合し、モルヒネ様作用を発揮する天然または合成薬剤、内因性ペプチド及びそれらの拮抗物質の総称である。*1

多くのオピオイドによる鎮痛作用は、主にμOPRを介して発現するとされる。*2

腸管の運動を抑制するため、副作用として便秘が起こる場合がある。*3

*1鎌田正利 犬と猫におけるオピオイドの中枢神経作用の比較: http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/bitstream/2261/48412/1/39-077146.pdf
*2ガイドライン|日本緩和医療学会 - Japanese Society for Palliative Medicine: https://www.jspm.ne.jp/guidelines/pain/2010/chapter02/02_04_01_01.php
*3オピオイド - 福岡大学病院: http://www.hop.fukuoka-u.ac.jp/upfiles/syuyo/seminar20120321-03.pdf

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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:05:46