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オピオイド受容体のリガンドとなるペプチド。
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あるアミノ酸のアミノ基(-NH2)と、別のアミノ酸のカルボキシル基(-COOH)が脱水縮合によって結合してできる分子。この結合はペプチド結合と呼ばれる。ペプタイドと表記される場合もある。2つのアミノ酸で構成されるペプチドをジペプチド、3つのアミノ酸からなるものをトリペプチドと呼ぶ。さらに同じ反応が繰り返されると、アミノ酸が複数繋がったペプチドができる。アミノ酸が10個程度繋がったペプチドをオリゴペプチド、それ以上のものをポリペプチドと呼ぶ。このようなペプチドのうち、アミノ酸が…
受容体に結合できる分子のこと。受容体の種類によってリガンドとなる物質は異なる。結合した際の働きによって以下のように分類できる。-アゴニスト(作動薬)-アンタゴニスト(拮抗薬、遮断薬)-インバースアゴニスト(逆作動薬)-パーシャルアゴニスト(部分作動薬)
豚の脳下垂体や十二指腸から単離されたオピオイドペプチド。ヒトではKNDyニューロンから産生される。オピオイド受容体(κOPR)のリガンドとなる。
脳内で分泌されるオピオイドペプチドのひとつ。脳下垂体から副腎皮質ホルモンとともに血液中に放出される。また、甘味によって脳幹の中脳水道周囲灰白質から分泌されることが報告されている。脳内麻薬とも呼ばれる。苦痛を軽減したり多幸感を与えたりするストレス抵抗作用を持つ。モルヒネの約6.5倍の鎮痛作用があるとされる。マラソンやウェイトトレーニングなどの負荷を身体にかけることによって分泌される。糖代謝を活性化する膵臓ホルモンの放出を促進する。また、旨味のある物を口にしたとき、アナンダマイド…
17個のアミノ酸で構成される神経ペプチド。オピオイドペプチドと似た構造を持つ。オルファニンFQとも。痛みの閾値や聴覚、記憶学習などの制御に関わる。ノシセプチンの前駆体と受容体(ノシセプチン受容体)は海馬に高発現する。脊椎へ投与するとアロディニアが引き起こされる。ノシセプチンは神経細胞の働きを助けるグリア細胞に作用することがわかりました。そのグリア細胞からMCP-1という物質を放出することで神経細胞の活動を活性化し、アロディニアの発症につながることを解明しました。
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