最近更新された用語
細胞小器官のこと。
関連する用語
ストレスに応答して一時的に細胞質内に形成される、RNAやRNA結合タンパク質からなる凝集体。非膜型オルガネラのひとつ。筋萎縮性側索硬化症では異常にストレス顆粒が形成され、細胞毒性を発揮すると考えられている。主要な構成因子の一つにTIA-1がある。タグ:
細胞の内部には生体膜で区切られた多くの器官で埋め尽くされている。これらの細胞内に生息する個々の器官のことを細胞小器官と呼ぶ。オルガネラとも。それぞれの細胞小器官は細胞の活動に必要な特定の機能を持っている。かつてはそれぞれの細胞小器官は離れて存在すると考えられてきたが、細胞小器官同士が部分的に接していることが明らかになっている。小胞体と細胞膜が接する膜接触部位では、異なる種類の脂質の交換が行われていることが報告されている。-細胞膜(細胞を包む生体膜)-細胞核(DNAを持つ)-小…
多価不飽和脂肪酸などの二重結合を有する脂肪酸を含む脂肪に酸化剤(フリーラジカル)が作用し、それを過酸化する反応。糖脂質やリン脂質、コレステロールなどは脂質過酸化を受けやすい。生体内では生体膜を構成するリン脂質で起こる。細胞膜やオルガネラ膜を構成するリン脂質が酸化されて、過酸化脂質や脂質ヒドロキシラジカルが蓄積する反応。細胞内自由鉄 (Fe2+)によって触媒され、フェロトーシスの原因となる。タグ:
輸送小胞の形成の開始に必要なタンパク質群。細胞質からオルガネラ膜上に付着して膜を変形させることにより輸送小胞の形成が開始される。-COPⅠ小胞-COPⅡI小胞-クラスリン被覆小胞
生体膜の分裂や融合により、細胞膜と細胞小器官の間、または細胞小器官同士の間で分子が移動する過程のこと。代表的なものに小胞輸送がある。メンブレントラフィック(membrane traffic)とは、膜の分裂や融合により、細胞膜とオルガネラの間、あるいはオルガネラ同士の間で分子が移動する過程を指します。小胞輸送(図2)がよく知られていますが、メンブレントラフィックにはオルガネラ間の直接融合を含む多様な方式が存在します。いずれの方式も膜融合を伴うので、メンブレントラフィックを膜融合…
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。