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摂食行動を促す神経ペプチド。36個のアミノ酸残基からなるペプチド。ニューロペプチドYとも呼ばれる。γ-アミノ酪酸(GABA)と同じく短期的な(数時間の)摂食亢進効果を持つ。空腹や飢餓の時に視床下部室傍核などの脳領域で放出され、その脳領域内の神経細胞に作用することで飢餓信号の神経伝達の引き金となる。 NPYの脳室内投与は摂食行動に強力であり,ラットでは投与後.1時間にわたり夢中で餌をとる.NPYの産生は絶食により増加し,レプチンを投与すると正常レベルに低下する.このNPYの摂食…
オレキシン(ヒポクレチン)を産生する神経細胞。ヒポクレチン産生神経やオレキシン神経とも。脳の視床下部外側野に少数が局在し、そこから小脳を除く脳内のほとんどの領域に軸索を投射している。扁桃体、分界条床核、脳幹などから入力を受ける。脳幹のモノアミン作動性神経、コリン作動性神経、視床の室傍核など、覚醒・睡眠機構に関与する部分や、視床下部内の弓状核、腹内側核など摂食行動の制御に関与する部分にとくに強い投射が見られる。オレキシン産生神経が欠損すると長時間の覚醒状態を適切に維持できなくな…
睡眠障害のひとつ。日中の眠気を主な症状とする。オレキシン神経の障害が報告されている。十分な睡眠時間が取れているにもかかわらず、日中も眠気が持続し、集中力が低下します。朝起きられない、もしくは昼間に寝込んでしまい、日常生活に支障をきたす場合もあります。-ナルコレプシー-特発性過眠症-反復性過眠症(クライン・レビン症候群)
アデノシン受容体のひとつ。アデノシンA2A受容体と共に睡眠の誘発に関わる。前脳基底核や結節乳頭核、オレキシン神経を抑制して睡眠を誘発する。青斑核に高発現する。
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