最近更新された用語
オロト酸からオロチジン-リン酸?の合成を触媒する酵素。*1
関連する用語
生体内における酵素とは、化学変化において触媒の働きをするタンパク質を指す。生体触媒とも呼ばれる。触媒はそれ自身は変化せず、他の物質の化学反応を促進する。具体的には、化学反応に必要なエネルギー(活性化エネルギー)を下げて、反応の速さを数百万~数億倍にする。食品の発酵も酵素の働きによるものであり、酵母(ギリシャ語では zyme)の中(ギリシャ語では en)で発酵が起きることから酵素(enzyme)と名付けられた。酵素の中には、他の酵素と結合して複合体として働くものもある。例えばク…
それ自身は反応の前後で変化せず、他の物質の化学反応が進むために必要なエネルギーを下げて、その化学反応を速める働きをする物質。反応の途中でその触媒が変化しても、最終的に元の物質に戻っているならば、それも触媒とされる。一般に化学反応が進むには、活性化状態というエネルギー障壁(ポテンシャルの山)を越す必要がある。反応物の運動エネルギーが、始めの状態(谷)から活性化状態(山)までの高度差(活性化エネルギー)より大きくなければポテンシャルの山を越すことができず、したがって反応は起こらな…
ヌクレオチドの合成経路のひとつ。サルベージ経路とも呼ばれる。細胞の代謝や食物の消化の過程において、RNAやDNAの分解から生じたヌクレオチドや塩基を利用してヌクレオチドを合成する。プリンヌクレオチドの再生経路では、遊離のプリン体と5-ホスホリボシルピロリン酸が結合してIMPやGMP、AMPが生成される。遊離のプリン体が利用できない場合は新生経路が強く働くようになる。ピリミジンヌクレオチドの再生経路では、オロト酸ホスホリボシルトランスフェラーゼが遊離のピリミジンとPRPPを結合…
参考文献一覧
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。