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パターン認識受容体のひとつであるデクチン。マクロファージや樹状細胞、好中球などの自然免疫を担う細胞の細胞膜上に発現する、β-グルカンの受容体。大腸の免疫細胞に多い。マスト細胞での発現も確認されている。C型レクチンの一種であり、IL-1βやTNF、IL-17Fなどのサイトカインの発現を誘導する。マクロファージや樹状細胞において、細胞内領域のITAMによりSykを活性化し、炎症サイトカインや活性酸素の産生を促進することが知られている。カリニ肺炎の原因菌となるニューモシスチス・イロ…
エイズなど免疫不全や免疫抑制剤の使用による免疫低下に伴うびまん性の間質性肺炎。ニューモシスチス・イロヴェチ(Pneumocystis jirovecii)が原因。以前はカリニ肺炎と呼ばれたことがあったが、この名称は誤りとされる。ニューモシスチス・イロヴェチ自身は組織障害性が低いが、これに対する宿主の免疫反応が組織障害の原因となる。自覚症状は主に発熱、乾性咳嗽、呼吸困難の3つ。第一選択薬はST合剤、第二選択薬はペンタミジン。サラゾスルファピリジン(スルファサラジン)がニューモシ…
カリニ肺炎の治療薬。ニューモシスチス・カリニのグルコース代謝やタンパク質合成を阻害することによる致死的作用を有する。商品名はベナンバックス。
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