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胸腺上皮細胞から発生する腫瘍。胸腺腫、胸腺がん、カルチノイド、胚細胞性腫瘍、胸腺嚢胞など。胸腺腫が8割以上を占める。
植物や動物に存在する黄色や橙色、赤色の色素。自然界に750種類以上の存在が確認されている。カルチノイドとも。化学的には炭素と水素のみで構成されるカロテンと、酸素を含有するキサントフィルに分けられる。カロテンはニンジン(carrot)から得られた不飽和炭化水素(ene)、キサントフィルの名称は黄色い(xantho)葉(phyll)が語源。カロテノイドは微生物、植物、動物に広く分布する赤、橙、黄色を呈する天然色素で8個のイソプレン単位(炭素5個から成るユニット)が結合して構成され…
神経内分泌腫瘍(カルチノイド)から分泌される様々な生理活性物質によって現れる症状。虫垂や空腸、回腸などでセロトニンを産生する腸クロム親和性細胞を由来とする機能性NETが主な原因。これが肝臓に転移することでセロトニンが代謝されなくなり、下痢や皮膚潮紅、喘鳴、心不全(特に右心系)、ペラグラ症状(舌炎、口角炎)などを来す。
神経内分泌細胞を起源とする腫瘍。カルチノイドとも呼ばれた(がんモドキの意)。セロトニンを産生する細胞(腸クロム親和性細胞)から発生するため、その90%が存在する消化管で起きやすい。消化管では直腸での発生が最も多く、続いて膵臓、胃が好発部位とされる。かつては浸潤や転移がない良性腫瘍と考えられたが、現在では否定されている。また、当初は内分泌臓器に発生する腫瘍と考えられていたが、それ以外の臓器にも発症することが確認されている。異常にホルモンを産生するようになったものを機能性神経内分…
肺に起こるがん。最も死亡率の高い癌。罹患率は国内で三番目に高く、年間7万人以上と言われている。肺がんの最大の原因は喫煙(受動喫煙も含む)であるとされる。肺は様々な細胞で構成されるため、発生箇所によって癌の種類が異なる。-小細胞肺がん(10〜15%)-非小細胞肺がん--肺腺がん(50%)--扁平上皮がん(25〜30%)--大細胞がん--その他の特殊ながん---カルチノイド---腺様嚢胞がん---粘表皮がん
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