健康用語WEB事典

カルノシン(carnosine)

イミダゾールジペプチドのひとつ。β-アラニンL-ヒスチジンからなるジペプチド

カルノシンの化学構造

哺乳類の組織中にはカルノシンを分解する酵素であるカルノシナーゼが存在する。*1

骨格筋に存在する。ミオシンATPaseの活性化作用や神経伝達物質としての働きが報告されている。また、亜鉛による神経細胞死を抑制する効果が確認されている。*2*3

関連する物質にホモカルノシンがあるが、これは内に多く筋肉中にはほとんど存在しない。*4*5

ヒスチジンの部分がメチル化されるとアンセリンとなる。

*1大阪大学 体内環境統合蛋白質研究グループ: http://www.protein.osaka-u.ac.jp/metabolism/research.html
*2自分で読める!アミノ酸分析 (ver. 2) - 広島大学: http://home.hiroshima-u.ac.jp/syoni/hiroped/doctors/research_files/aaa_v2.pdf
*3生命分析化学研究室|図書館 附置機関|武蔵野大学[ MUSASHINO UNIVERSITY ]: http://www.musashino-u.ac.jp/facilities/pharmacy/bunseki.html
*4共立女子大学家政学部 魚類におけるヒスチジン関連化合物の代謝 阿部宏喜: https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu1962/23/12/23_12_809/_pdf
*5自分で読める!アミノ酸分析 (ver. 2) - 広島大学

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このページの最終更新日時: 2018-08-29 (水) 14:49:02