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分子にカルボキシル基を導入する化学修飾。
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ビタミンK依存性凝固因子の活性化の際にビタミンKが不足し、そのグルタミン酸がカルボキシル化されずに血中に出現したもの。デス-γ-カルボキシプロトロンビンとも。それぞれの血液凝固因子に対応した以下の4種類が存在する。-PIVKA-Ⅱ-PIVKA-Ⅶ-PIVKA-Ⅸ-PIVKA-Xこのうち、PIVKA-ⅡはビタミンKの吸収障害や欠乏、肝実質障害、肝細胞がんにおける腫瘍マーカーとなる。ワルファリン服用時にも上昇する。
活性化にビタミンKを必要とする血液凝固因子。全て肝臓で合成され、活性化の際にカルシウムイオンを必要とする。それぞれ前駆体タンパク質のグルタミン酸残基がカルボキシル化されてγ-カルボキシグルタミン酸残基となることで活性化する。このカルボキシル化の進行には還元型ビタミンKがビタミンKエポキシドに酸化される必要がある。活性化の際にビタミンKが欠乏するとPIVKA(デス-γ-カルボキシプロトロンビン)が生じる。-プロトロンビン(血液凝固第Ⅱ因子)-プロコンバーチン(血液凝固第Ⅶ因子)…
ビタミンK依存性凝固因子前駆体の活性化(グルタミン酸残基のカルボキシル化)の際に還元型ビタミンKが酸化されて生じる酸化型のビタミンK。ビタミンKエポキシドはVKORC1によって還元され、再び還元型ビタミンKとなる。
アミノ酸のひとつ。ムシモールがカルボキシル化した化合物。毒キノコのテングタケ、ベニテングタケに含まれる。毒性は強くないが運動失調、痙攣が出現する。脳内に注入すると、神経細胞のグルタミン酸受容体に結合し、その神経細胞に強い興奮を引き起こして細胞死を起こさせる。実験において脳内の特定領域の神経細胞を選択的に破壊する際に使用される。
骨芽細胞から分泌される、49個のアミノ酸からなるタンパク質。1分子当たり3残基のγ-カルボキシグルタミン酸を含むことからBGPとも呼ばれる。骨の中に約0.4%の割合で存在する。わずかな量が血液中を循環している。ビタミンKの作用によってオステオカルシンのグルタミン酸残基がγ-カルボキシグルタミン酸残基に変換されることでヒドロキシアパタイトに結合するが、ビタミンKが不足すると結合できずに血液中に放出される。膵臓のβ細胞へ直接働きかけてインスリンの分泌を促す作用と、インクレチン(G…
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