健康用語WEB事典

カルボニル基(carbonyl group)

示性式 −C(=O)− で表される官能基

カルボニル基の構造

酸素炭素よりも電気陰性度が大きいため、電子を引きつけ強く分極している。

アルデヒド基ケトン基ケト基)、エステル結合アミド結合などはカルボニル基を含む。アルデヒドはAまたはBに水素原子が結合したもの、ケトンはAとBに炭素を含む物質が結合したものである。

カルボニル基に水素原子が1つ以上結合しているものをアルデヒドと呼び、カルボニル基の両側に炭素原子が結合しているものをケトンと呼ぶ。*1

カルボン酸やその誘導体エステルアミドハロゲン化アシル酸無水物)はカルボニル基を持つ。

*1名城大学理工学部応用化学科 永田研究室 有機化学Ⅱ 講義資料 第20回「カルボニル基への求核付加反応 (1)」: http://www2.meijo-u.ac.jp/~tnagata/education/ochem2/2018/ochem2_20.pdf

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このページの最終更新日時: 2019-01-29 (火) 10:32:31