最近更新された用語
カルボニル基に含まれる炭素原子。
関連する用語
示性式 −C− で表される官能基。酸素は炭素よりも電気陰性度が大きいため、電子を引きつけ強く分極している。アルデヒド基やケトン基(ケト基)、エステル結合、アミド結合などはカルボニル基を含む。アルデヒドはAまたはBに水素原子が結合したもの、ケトンはAとBに炭素を含む物質が結合したものである。カルボニル基に水素原子が1つ以上結合しているものをアルデヒドと呼び、カルボニル基の両側に炭素原子が結合しているものをケトンと呼ぶ。カルボン酸やその誘導体(エステル、アミド、ハロゲン化アシル、…
アノマーのひとつ。カルボニル炭素のヒドロキシ基と最も大きい番号の不斉炭素原子上の置換基が同じ方向にあるもの(シス型)。グルコースの場合、1位の炭素に結合しているヒドロキシ基の位置が4位の炭素に結合しているそれと逆の方向にあるもの。グルコースを水に溶かすと63.5%はβ-アノマーの状態となる。
アノマーのひとつ。カルボニル炭素のヒドロキシ基と最も大きい番号の不斉炭素原子上の置換基が異なる方向にあるもの(トランス型)。グルコースの場合、1位の炭素に結合しているヒドロキシ基の位置が4位の炭素に結合しているそれと同じ方向にあるもの。グルコースを水に溶かすと36.5%はα-アノマーの状態となる。
示性式 R−C−S−R' で表される構造を持つ有機化合物。チオエステルでは、硫黄原子の3P軌道とカルボニル炭素の2p軌道の重なりによってC-S結合が形成されている。一方、エステルは酸素の2p軌道と炭素の2p軌道の重なりである。これらのことから、チオエステルでは、カルボニル酸素の電子の非局在化がエステルよりも少ないため、反応性が高い。
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。