カンフル(camphor) †
クスノキ(シナモマム・カンフォラ)の芳香成分(テルペノイド)。防虫剤、防臭剤、医薬品などに用いられる。樟脳やカンファーとも。*1
心臓の収縮力を強める作用を持つ。末期の患者に必要な注射として使われた時期があったため、転じて「末期症状を呈している物事を回復させるもの」という意味の言葉として使われることがある。*2
30mg/kg以上の摂取で中毒症状が現れる恐れがあり、吸入や皮膚接触でも症状が出現することがある。 *3
意図的に皮膚に使用して軽い炎症を起こさせることで、局所的に血管を拡張させ、その部位の疾患の治癒を促進するという使い方がある。*4
*1Chemical Education Journal (CEJ) Camphor and its Industrial Synthesis Dmitry Ponomarev and Howard Mettee: http://www.edu.utsunomiya-u.ac.jp/chem/v18n1/102Ponomarev/Ponomarev.pdf
*2クスノキ| 広島工大について| 広島工業大学: http://www.it-hiroshima.ac.jp/about/publicinfo/plant/2010/cinnamomum.html
*3公益財団法人 日本中毒情報センター 保健師・薬剤師・看護師向け中毒情報 カンフル(防虫剤): http://www.j-poison-ic.or.jp/tebiki20121001.nsf/SchHyodai/32C913612D190607492567DE002B8A1D/$FILE/M70058_0102_2.pdf
*4鎮痛・鎮庠・収れん・消炎剤 日本薬局方 dl-カンフル: http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00011836.pdf
*2クスノキ| 広島工大について| 広島工業大学: http://www.it-hiroshima.ac.jp/about/publicinfo/plant/2010/cinnamomum.html
*3公益財団法人 日本中毒情報センター 保健師・薬剤師・看護師向け中毒情報 カンフル(防虫剤): http://www.j-poison-ic.or.jp/tebiki20121001.nsf/SchHyodai/32C913612D190607492567DE002B8A1D/$FILE/M70058_0102_2.pdf
*4鎮痛・鎮庠・収れん・消炎剤 日本薬局方 dl-カンフル: http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00011836.pdf
ご意見・ご要望をお聞かせください。
カンフルに関する情報を検索
この用語を編集/画像添付
このページの最終更新日時: 2018-12-20 (木) 09:36:44