健康用語WEB事典

キサンツレン酸(xanthurenic acid)

キヌレニン経路において、キヌレニンから生合成される有機化合物*1

キサンツレン酸の化学構造

哺乳動物の血液中に低濃度(0.7μM)で存在する。ビタミンB6が欠乏すると尿中に増加する。*2

その他にはマラリアの伝播に関わる配偶子母細胞活性化因子としてが持つ。昆虫のの色素であるオモクローム生合成における中間代謝産物*3

*1トリプトファンとその代謝産物について(ヘッドライン:生命と化学の接点を探る) 飯塚英昭 矢島毅彦: https://www.jstage.jst.go.jp/article/kakyoshi/55/5/55_KJ00007515312/_article/-char/ja/
*2ビタミンB2およびビタミンB6と生活習慣病 岐阜大学応用生物科学部食品科学系 早川享志: http://www.shc.usp.ac.jp/shibata/H17-V-3b.pdf
*3キサンツレン酸が蚊のマラリア伝播を誘導する 高橋晤 (B・天然物化学, 生薬学): https://www.jstage.jst.go.jp/article/faruawpsj/35/3/35_KJ00002925152/_article/-char/ja/

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このページの最終更新日時: 2018-12-03 (月) 15:42:44