キャップ依存性エンドヌクレアーゼ(cap-dependent endonuclease) †
インフルエンザウイルスが持つヌクレアーゼ。感染した細胞のmRNA前駆体のキャップ構造を認識して、それを特異的に切断する。
ウイルスmRNA合成に用いるプライマーとなるRNA断片を生成するために必要。キャップ構造から10~13塩基下流を切断し、その断片をプライマーとして転写を開始する。*1
バロキサビルマルボキシル(ゾフルーザ)はこれを阻害し、ウイルスmRNAの合成を阻害することによってウイルスの増殖を抑制する。*2
*1筑波大学 医学医療系 インフルエンザウイルスの増殖サイクル: http://www.md.tsukuba.ac.jp/basic-med/kawaguchilab/report.html
*2厚生労働省 抗インフルエンザウイルス薬の添付文書: https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/000377870.pdf
*2厚生労働省 抗インフルエンザウイルス薬の添付文書: https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/000377870.pdf
ご意見・ご要望をお聞かせください。
キャップ依存性エンドヌクレアーゼに関する情報を検索
この用語を編集/画像添付
このページの最終更新日時: 2018-11-08 (木) 15:50:20