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MHCのひとつ。構造としてはα鎖とβ2-マイクログロブリンが非共有結合により会合した分子。キラーT細胞がこれに挟み込まれたエピトープを認識し、それを出してる細胞を破壊する。MHCクラスⅠ分子が認識するペプチドの多くは9個のアミノ酸からなる。基本的に全ての有核細胞と血小板に発現する膜タンパク質であり、細胞質でプロテアソームによって産生されたペプチド断片をキラーT細胞に提示する。MHCクラスⅠ分子による抗原提示は、ウイルスに感染したりがん化したりすることで異常なタンパク質を産生す…
MHCクラスⅠ分子の一種。クラスIa分子とも。プロテアソームによって産生されたペプチド断片はTAPを介して小胞体内に入り古典的クラスⅠ分子に結合する。その後、古典的クラスⅠ分子は細胞表面へ移送され、キラーT細胞のTCRにこのペプチド断片を提示する。正常な細胞ではペプチド断片はすべて自己タンパク質由来であるが、ウイルス感染細胞やがん細胞ではウイルスのタンパク質やがん遺伝子産物に由来する非自己ペプチド断片が結合し、これはキラーT細胞を活性化する。NK細胞の受容体(KIR)とも相互…
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