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健康被害が大きく院内感染の原因菌の大部分を占める以下の6種の病原菌。抗菌薬から逃れる(escape)という意味を含む。-エンテロコッカス・フェシウム(Enterococcus faecium)-黄色ブドウ球菌、スタフィロコッカス・アウレウス(Staphylococcus aureus)-肺炎桿菌、クレブシエラ・ニューモニエ(Klebsiella pneumoniae)-アシネトバクター・バウマニ(Acinetobacter baumannii)-緑膿菌、シュードモナス・エルギ…
ヒトの口腔や腸内に生息する常在菌。グラム陰性の桿菌。クレブシエラ・ニューモニエとも。日和見感染を起こし、肝膿瘍や敗血症、髄膜炎、肺炎などの原因となる。院内感染の原因菌のひとつで、多剤耐性化が起こりやすい。Th1細胞を強く誘導する作用を持ち、肺炎桿菌の腸管内への定着がTh1細胞の過剰な増殖や活性化を引き起こすことが報告されている。通常は腸内細菌が肺炎桿菌の定着を阻止しているが、抗生物質の服用などによって腸内細菌叢が乱れると定着して増殖する。タグ:
腸内に定着することでTh1細胞の過剰な増殖や活性化を引き起こす細菌の属。クローン病や潰瘍性大腸炎などの慢性炎症性腸疾患の発症に関わることが示唆されている。-肺炎桿菌(クレブシエラ・ニューモニエ)
グラム陰性の病原菌に対して強い生育阻害活性を示す有機化合物。大腸菌(エシェリヒア・コリ)や緑膿菌(シュードモナス・エルギノーサ)、肺炎桿菌(クレブシエラ・ニューモニエ)、アシネトバクター・バウマニなどに作用することが知られている。グラム陽性菌や腸内細菌叢のグラム陰性菌であるバクテロイデス属には活性を持ず、ヒト由来細胞株にも毒性を示さない。BamAと結合し、そのフォールディング活性を低下させることが確認されている。
突然変異により分解可能な薬剤の種類が増加したクラスAのβ-ラクタマーゼ。最初に報告されたESBLは1983年に第三世代のセフェム系抗生物質を分解したクレブシエラ・ニューモニエ。ESBLを産生する細菌は健常者の糞便からも2%程度検出される。クラブラン酸によって阻害される。
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