健康用語WEB事典

クロモグラニンA(chromogranin A)

副腎髄質クロマフィン顆粒内から分離された酸性糖タンパク質。特に副腎髄質脳下垂体において高濃度で検出される。ヒトでは439アミノ酸残基から構成されている。顎下腺導管部に存在し、自律神経刺激によって唾液中に分泌されるものは、心理的ストレスバイオマーカーとなるとされる。*1

ミクログリアにおいてTLR4を介してNF-κBを活性化し、IL-1β前駆体およびカテプシンB前駆体の産生を誘導する。*2

SR-Aによって細胞内に取り込まれてファゴリソソーム?を形成し、その中でカテプシンBカスパーゼ1前駆体を活性化する。結果としてIL-1βの産生・分泌を強力に誘導する。

*1高知県立大学看護学部 井上正隆 池田光徳 唾液中クロモグラニンAを用いた臨床研究の動向: https://www.u-kochi.ac.jp/~dngl/files/20141226.pdf
*2九州大学歯学研究院口腔機能分子科学分野 研究内容 ミクログリアによる脳炎症の慢性化機序の解明: http://www.dent.kyushu-u.ac.jp/koza/koku_jotai_seigyo/koku_kinou_bunshi/sub1.html

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このページの最終更新日時: 2019-05-17 (金) 08:33:22