健康用語WEB事典

クロラミン(chloramine)

次亜塩素酸イオンアンモニウムイオンの結合物。

水道水に含まれるカルキのひとつ。植物の根に障害を与えて成長を阻害する作用があることが報告されている。

水道水で作成した培養液で発生する植物体の根部傷害の原因物質はクロラミンであり,環境条件に関わらず極めて微量および短時間の接触で植物体の生長を抑制することが明らかとなった。*1

カルキ臭の原因となるのはトリクロラミンであり、モノクロラミン?ジクロラミンの影響は無視できる程度とされる。*2

*1京都大学 水耕栽培におけるクロラミンによる根部傷害に関する組織学的ならびに生理学的研究 伊達修一 2005/3/23
*2浄水酸化処理過程におけるアミノ酸の挙動:カルキ臭に及ぼす影響 メタウォーター株式会社 久本祐資, 京都大学大学院 地球環境学堂 越後信哉 伊藤禎彦: https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/144998/1/ynogr02562.pdf

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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:06:05