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血漿や赤血球に不規則抗体があるかを検査する試験。*1
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血液に含まれる血球のひとつ。大きさは直径7〜10μm、厚さ2〜4μm。細胞核を持たない。1000倍に拡大した赤血球 出典: Red blood cell comparison in microscopic detail血球の99%が赤血球である。血液1μLあたりに450万〜500万個の赤血球が含まれる。生涯にわたって最も多く作られ続ける細胞であり、骨髄で1日あたり2000億個程度(血液の30〜40mL分)が作られる。造血幹細胞から造血前駆細胞、赤芽球を経て産生される。産生には…
クームス試験のひとつ。血漿に存在する不規則抗体を検出する。
血液の成分のうち、血球を除いた透明の薄い黄色の液体部分のこと。黄色に見えるのは血漿中にビリルビンが含まれるからである。血漿から血液凝固因子(フィブリノーゲンなど)を取り除いたものは血清と呼ばれる。血液(全血)を凝固させ血小板や凝固因子を除いたものが血清 血液の約55%が血漿。血液の赤い色は赤血球のヘモグロビンの色である。血液から血漿を分離するには、抗凝固剤を加えて遠心分離を行うか約0℃の低温環境に置く。体中の細胞に必要な栄養分を届けると同時に不要になった老廃物などを回収するこ…
溶血が疑われる場合に行われる検査。赤血球に結合している抗体を調べることで、自己免疫による不規則抗体の有無を知ることができる。赤血球にIgGなど不完全抗体が結合してる時に、さらに抗ヒト免疫グロブリン抗体を結合させると起こる、赤血球の凝集のこと。直接クームス試験では、赤血球と結合している不完全抗体が検出される。自己の赤血球に対する抗体が産生される自己免疫性溶血性貧血では、直接クームス試験が陽性になる。
同じABO血液型の血液を輸血した場合に持つことになる、本来なら存在しない抗体。妊娠や分娩した場合にも現れることがある。ABO血液型では通常、A型の人は抗B抗体、B型の人は抗A抗体というように自分の血液とは反応しない抗体(規則抗体)を持っていますが、その他の血液型では対応する抗体を持たないことが普通です。しかし、過去の輸血や妊娠等の理由でその他の血液型に対する抗体を持つことがあり、これを不規則抗体と呼んでいます。また、ABO血液型に分類されない抗体を全て不規則抗体とする場合もあ…
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