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トリテルペン配糖体の一種。漢方である甘草(リコリス)の主成分。前駆体はβ-アミリン。グリチルリチン酸とも。砂糖の150~300倍の強い甘味を持つとされる。体内でアグリコンのグリチルレチン酸に代謝される。医薬品(肝臓疾患改善薬)、化粧品、天然甘味料原料として利用される。以下のような作用が報告されている。グリチルリチンには,抗炎症作用をはじめ,副腎皮質刺激作用,コレステロール低下作用,胃粘膜保護作用,抗アレルギー作用,鎮咳・去痰作用などの多岐にわたる薬理作用があることが報告されて…
厚生労働省承認漢方の294処方の約7割に利用される生薬。マメ科のウラルカンゾウの根およびストロン(水平根茎)から得られる。漢字では甘草。主成分はグリチルリチン(グリチルリチン酸)。乾燥生薬1gあたりにグリチルリチン2.5%を含有するものが医薬品として承認される。リクイリチンとそのアグリコンであるリクイリチゲニン、イソリクイリチゲニンが含まれ、これらが腸管の収縮を抑制する作用を持つ。食品の甘味料として菓子類や味噌、タバコの香味料などにも用いられる。副作用には浮腫や倦怠感がある。…
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