健康用語WEB事典

関連する用語

ヘパリン

肝臓から発見された、アンチトロンビンに結合して血液の凝固を抑制する作用を持つ硫酸化多糖（ヘパラン硫酸）。マスト細胞に存在する。ヘパラン硫酸の中でも硫酸化の度合いが高い。ウロン酸（β-D-グルクロン酸あるいはα-L-イズロン酸）とD-グルコサミンが重合した多糖類に硫酸が付加した構造を持つ。血中のプロテアーゼインヒビターのアンチトロンビン（AT）に結合して立体構造を変えて活性化し、ATによるプロテアーゼ凝固因子の阻害速度を高めて抗血液凝固作用を発現する。ヘパリンは生体内では結合組…

有機化合物

炭素原子による分子を基本骨格とする化合物の総称。かつては生物が生み出す物質と考えられていたが、1828年にフリードリヒ・ウェーラー（Friedrich Wöhler）によって、無機化合物であるシアン酸アンモニウムから有機化合物である尿素を人工的に合成可能であることが証明された。以下の物質は炭素を含むが、例外的に無機化合物に分類される。-黒鉛（石墨）-ダイヤモンド-炭酸カルシウムなどの鉱物-一酸化炭素、二酸化炭素などの気体タグ:

コンドロイチン硫酸

コンドロイチンが硫酸化した有機化合物。グルコサミノグリカンのひとつ。グルクロン酸とグルコサミンの繰り返し単位が直鎖状に結合したヘテロ多糖。分子式は C13H21NO15S 血管のない軟骨に水分や栄養を届ける役割を持つ。経口摂取によって軟骨にコンドロイチン硫酸が届けられるかは不明であり、関節痛の改善効果があるかどうかは疑問視されている。ある症状においては、損傷部位に蓄積することが確認されている。コンドロイチン硫酸は、慢性化した多発性硬化症などの脱髄疾患の脱髄巣や脊髄損傷の傷害部…

デルマタン硫酸

N-アセチルガラクトサミンとイズロン酸による二糖類を基本構造とするグルコサミノグリカン。コンドロイチン硫酸Bとも。コンドロイチン硫酸のグルクロン酸がエピメラーゼによってイズロン酸に変換されることでできる。

キサンタンガム

高い粘性を持つ多糖類。食品添加物（増粘剤、ゲル化剤）として使用される。キサンタンとも呼ばれる。通常は二重螺旋構造をしている。キサントモナス・カンペストリスによって生産されるウロン酸含有菌体外ヘテロ多糖。主鎖のグルコース2分子当たり単糖が3残基（マンノース、グルクロン酸、マンノース）が付加される繰り返し構造を取る。キサンタンガムはIL-6やIL-17、TNF-αの産生量を増やし、IL-4の産生を抑える働きを持つ。乳酸菌と同様にアレルギーの抑制や好中球の細菌防御機能を高める作用が…

グルコース アマランチン ディル ゲラン ウロン酸 肝臓 ヘパラン硫酸 ビリルビン ウリジン二リン酸グルクロン酸転移酵素 酸化 ウロン酸経路 エリオシトリン エステル型グルクロナイド グルクロン酸抱合 ヒアルロン酸 アラビアガム 抱合反応 ウリジン二リン酸グルクロン酸 薬物代謝 薬物 …

参考文献一覧

*1D-Glucuronic Acid | C6H10O7 - PubChem: https://pubchem.ncbi.nlm.nih.gov/compound/D-Glucopyranuronic_acid#section=Top

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