グルコサミノグリカン(glycosaminoglycan : GAG) †
ムコ多糖の一種。骨や結合組織、皮膚を構成する成分のひとつ。酸性ムコ多糖とも呼ばれる。
酸性条件下では、硫酸化したグリコサミノグリカンがコラーゲン線維に結合することで耐酸性のコラーゲン線維となることが確認され、グリコサミノグリカンがコラーゲン線維の分解を調節する作用を持つことが示唆されている。*1
グルコサミノグリカンの種類*2 †
グルコサミノグリカンの種類とそれが存在する組織の関係は下表のようになる。
名称 | 存在する組織 |
---|---|
コンドロイチン | 角膜 |
コンドロイチン硫酸A | 骨、象牙質 |
コンドロイチン硫酸C | 軟骨 |
デルマタン硫酸(コンドロイチン硫酸B) | 皮膚、結合組織 |
ヒアルロン酸(ヒアルロナン) | 皮膚、関節液、硝子体 |
ヘパラン硫酸 | 細胞表面、基底膜 |
ヘパリン | 肥満細胞 |
ケラタン硫酸 | 角膜、軟骨 |
*1【プレスリリース】グリコサミノグリカンがコラーゲン分解を調節することを発見(医学研究科)|弘前大学: http://www.hirosaki-u.ac.jp/29793.html
*2千葉科学大学紀要 ヘパラン硫酸プロテオグリカン - 細胞と組織のオーガナイザー: https://cis.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=92&item_no=1&page_id=13&block_id=21
*2千葉科学大学紀要 ヘパラン硫酸プロテオグリカン - 細胞と組織のオーガナイザー: https://cis.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=92&item_no=1&page_id=13&block_id=21
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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:06:11