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抑制性シナプスの神経伝達物質として働くアミノ酸。GABA(ギャバ)とも表記される。前駆体はグルタミン酸で、グルタミン酸のカルボキシル基が外れた構造を持つ。血液脳関門を通過できないため、神経細胞内でグルタミン酸がグルタミン酸デカルボキシラーゼ(グルタミン酸脱炭酸酵素)によって触媒されて生成される。GABA受容体に結合して神経の興奮を抑える抑制性神経伝達物質として働く。神経終末から放出されたγ-アミノ酪酸がGABA受容体に結合すると、イオンチャンネルを介して塩化物イオンが細胞内に…
グルタミン酸からカルボキシル基を外してγ-アミノ酪酸に代謝する反応を触媒する酵素。グルタミン酸脱炭酸酵素とも呼ばれる。舌や舌下腺、胃、空腸、皮膚に発現する。活性中心にピリドキサール-5′-リン酸(PLP)を持つビタミンB6酵素であり,グルタミン酸を基質として,α位のカルボキシ基を脱炭酸する反応を触媒する.大きな特色は,興奮性神経伝達物質を基質として,抑制性神経伝達物質を合成すること,そして,二酸化炭素(炭酸ガス・炭酸イオン)を作るかたわら,プロトンを等量消費することである.
γ-アミノ酪酸(GABA)がグルタミン酸脱炭酸酵素によって生合成された後、GABAアミノ基転移酵素、SSA脱水素酵素に触媒され、最終的にTCA回路に流入する代謝経路。GABAはグルタミン酸を基質とし、グルタミン酸脱炭酸酵素(GAD)により合成された後、GABAアミノ基転移酵素 (GABA-T)によりコハク駿セミアルデヒド(SSA)へと代謝される。SSAはSSA脱水素酵素(SSADH)によりコハク酸に代謝された後、 トリカルボン酸回路(TCA回路)へと流入する。この3つの酵素よ…
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