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ケラタン硫酸(keratan sulfate)

N-アセチルグルコサミン-6-硫酸?ガラクトースから成る二糖類を構成成分とするグルコサミノグリカン

グルコサミノグリカンの中では例外的にウロン酸を含まない。角膜軟骨に存在する。*1

ケラタン硫酸軸索再生を阻害し、眼優位性可塑性においては非遮蔽と同側の大脳皮質視覚野領域のLTPを介して非遮蔽からの入力増強を制御している。*2

ケラタン硫酸コアタンパク質の結合様式の違いによって以下の三種類に分類される。これらが優位に発現する組織はそれぞれ異なっている。*3

  • ケラタン硫酸Ⅰ(角膜
  • ケラタン硫酸Ⅱ(軟骨
  • ケラタン硫酸Ⅲ(

タグ: 有機化合物 硫酸化多糖 グルコサミノグリカン

*1千葉科学大学紀要 ヘパラン硫酸プロテオグリカン - 細胞と組織のオーガナイザー: https://cis.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=92&item_no=1&page_id=13&block_id=21
*2KAKEN — 研究課題をさがす | 経験依存的神経可塑性におけるプロテオグリカンの認識機構 (KAKENHI-PLANNED-23110002): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PLANNED-23110002/
*3“ユニーク”な硫酸化糖ケラタン硫酸:その構造、機能、合成 京都大学大学院工学研究科材料化学専攻 大前仁 山崎悠司 勢造恭平 高田順子: https://www.jstage.jst.go.jp/article/tigg/31/183/31_1830.1J/_article/-char/ja/

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このページの最終更新日時: 2020-10-28 (水) 09:48:51