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ケンフェロール(kaempferol)

フラボノールのひとつ。タマリキセチンと同様にリポ多糖存在下でマウスB細胞IL-10産生制御性B細胞を増加させる。*1*2

ケンフェロールの化学構造

ケンフェロールをマウスに経口投与することで脾臓および腸間膜リンパ節において制御性B細胞を増加させることが報告されている。

西洋ワサビに含まれるケンフェロール配糖体ケンフェロール-3-ガラクトシド-2-キシロシド)が肝臓中の薬物代謝第Ⅱ相酵素(解毒酵素)であるグルタチオン-S-トランスフェラーゼおよびキノン還元酵素の活性を増加させることが報告されており、がん予防などに有効である可能性が示唆されている。*3

*1KAKEN — 研究課題をさがす | 制御性B細胞における食品由来ポリフェノールの免疫調節機能性 (KAKENHI-PROJECT-12J07748): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-12J07748/
*2KAKEN — 研究課題をさがす | 制御性B細胞の分化誘導・活性化を促進する食品成分の探索 (KAKENHI-PROJECT-24658116): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-24658116/
*3神戸大学 学術産業イノベーション本部 西洋わさび葉の機能性研究: http://www.innov.kobe-u.ac.jp/sangaku/seeds/hashimoto_takashi.html

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このページの最終更新日時: 2020-02-27 (木) 08:31:12