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細菌の細胞膜やミトコンドリア内膜に存在し、電子伝達体として働くキノン。補酵素Qや補酵素Q10、コエンザイムQ(CoQ)などとも呼ばれる。哺乳類では10個のイソプレン単位を持つ化学構造を取るため、コエンザイムQ10(CoQ10)と呼ばれる。肝臓で還元型であるユビキノールに代謝され、各臓器へ輸送される。CoQ10は、1957年に発見され、1978年にはミトコンドリアでのCoQ10の役割に関する研究にノーベル化学賞が授与されています。1990年代以降、CoQ10はサプリメントとして…
呼吸鎖の一部。解糖系とクエン酸回路から送られてきた水素と酸素を用いてATPと水を合成する反応系。電子伝達系は複合体Ⅰから複合体Ⅳによって行われる、ミトコンドリア内膜のタンパク質や補酵素間で電子のやり取りが起こる過程。-複合体Ⅰ(NADH-CoQレダクターゼ)-複合体Ⅱ(コハク酸-CoQレダクターゼ)-複合体Ⅲ(CoQ-シトクロムCオキシドレダクターゼ)-複合体Ⅳ(シトクロムオキシダーゼ)ミトコンドリアのクリステで行われる反応。反応の概要は以下の通り。ユビキノン(コエンザイムQ…
マクロファージや好中球により、スーパーオキシドと一酸化窒素から酵素を介さずに産生される活性酸素。安定的で非常に強力な殺菌作用を持つ。過酸化亜硝酸とも呼ばれる。化学式は ONOO- 強い発がん作用を持つ。また、DNAの開裂やタンパク質をニトロ化・ヒドロキシ化することによる変性、LDLのヒドロキシ化、脂質の過酸化脂質への酸化を引き起こす。パーキンソン病の進行にペルオキシナイトライトの関与が示唆されており、その消去剤であるエダラボンとコエンザイムQ10の併用が進行の防止に有効である…
ミトコンドリアに局在する、コエンザイムQ10を合成する酵素のひとつ。COQ2とも書かれる。コエンザイムQ2に異常が起こると、様々な疾患を引き起こすことが確認されている。COQ2 の変異により中枢神経障害による筋疾患,幼児期の腎機能障害による脳筋症,小脳萎縮による運動失調が発症することが報告されている
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